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受精卵(胚)の移植後はどうなるの?
受精卵(胚)の移植後はどうなるの?
妊娠の判定までの間、子宮内膜を厚くして胚(受精卵)が着床しやすい状態に整えた
り、妊娠を継続させるための黄体ホルモンを補うために、卵胞ホルモン剤や黄体ホル
モン剤が処方されます。
体外受精で受精した胚(受精卵)の移植後に使う薬
・卵胞ホルモン製剤
‐‐プレマリン(内服薬)
‐‐エストラーダム、フェミエスト(貼り薬)
・黄体ホルモン製剤
‐‐デュファストン、ルトラール(内服薬)
‐‐プロゲステロン(座薬)
などがあります。
妊娠したかどうかの判定は胚移植から2週間後くらいに行います。
判定日までは、いつもどおりの生活を送ってもよいとされていますが、激しい運動は
避け、規則正しい生活を送り、リラックスした状態で入ることが望ましいです。
妊娠判定は尿検査で行われるのが一般的ですが、最近は血液検査を採用する病院
も増えています。
・尿検査
尿に排出されるhCGの値で妊娠を判定します。ある程度の妊娠が経過しないとはっ
きりと出ないため妊娠していても陰性になることがあります。
・血液検査
尿検査よりも早い段階で判定が可能です。hCGの量も正確に出ますので、流産も可
能性も推測できます。hCGの量が多いと、しっかり着床しているので流産の可能性
は少ないと判断します。