卵をつくるスケジュール

体外受精も顕微授精も卵を作り育てることから始まります。

 

卵が自然に育っている場合は、見守り卵が成熟したら採卵しますが

排卵が不規則だったり、排卵がない場合は卵を作り、育てる必要があり、この場合に

排卵誘発剤が使われます。

 

排卵誘発剤は、飲み薬と注射薬があります。

 

飲み薬


①シクロフェニル製剤のセキソビット
②クロミフェン製剤のクロミッド

 

注射薬


①hMG製剤(ヒュメゴン)
②FSH製剤(フェルティノームP)

 

体外受精や顕微受精では、早発LHサージを防いで卵を十分に成熟させる必要があ

るため、LHサージを抑える薬剤として使われているのがGnRHアゴイスト製剤です。

点鼻薬のスプレキュアやナサニール注射薬のリュープリンなどがあります。

 

医薬品情報


飲み薬↓
クロミッド (塩野義)  剤形(錠)
一般名 クエン酸クロミフェン錠
識別コード (包装)@50@:@390 @50@ (本体)@ 390

【禁忌】:(以下に該当する方は、使用してはいけません)
1.卵巣腫瘍及び多嚢胞性卵巣症候群を原因としない卵巣の腫大のある患者
[卵巣過剰刺激作用により更に卵巣を腫大させる恐れがあります]
2.肝障害又は肝疾患のある患者
[肝障害を悪化させる恐れがあります]
3.妊婦
【副作用】
卵巣への過剰刺激により下腹部に痛みが起こることがあります。また、発疹などの過敏症状や頭痛、顔面紅潮、眼のかすみ、精神不安、尿量増加などが考えられます。

【注意】
霧視等の視覚症状が現れることがあるので、服用中は危険な作業や車の運転は避けましょう。

成分一致薬品
セロフェン (セローノ)
識別コード (包装)@ SRP-50 (本体)S
フェミロン (富士製薬)
識別コード (包装)FJ03:50mg (本体)FJ 03
オリフェン (岩城)
識別コード (包装)OF:IW (本体)・・・
スパクロミン (科薬)
識別コード (包装)KY・SPC 50mg (本体)KY 09

セキソビット (帝国臓器)  剤形(錠)
一般名 シクロフェニル錠
識別コード (包装)TZ153 100:100mgTZ153 (本体)TZ 153

【禁忌】:(以下に該当する方は、使用してはいけません)
1.卵巣腫瘍のある患者及び多嚢胞性卵巣症候群を原因としない卵巣腫大のある患者
[卵胞刺激ホルモン分泌作用により、これらの症状が増悪することがあります]
2.妊婦又は妊娠している可能性のある女性
【副作用】
卵巣への過剰刺激により、下腹部痛や不正出血が起こることがあります。また、発疹などの過敏症状やはきけ、食欲不振などが考えられます。

【注意】
卵巣に病気がある場合、使用できないことがあります。
使用の際には、治療スケジュールにそって正確に服用しましょう。通常、生理開始の5日目から5〜10日間服用し、服用終了後1〜2週間で排卵が起こります。排卵の有無を確認する必要があるので必ず基礎体温を記録しましょう。

http://www.d9.dion.ne.jp/~sigma72/yakugakukai.html

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