不妊治療で不安な多胎妊娠

不妊治療で気になるのは、多胎妊娠です。

体外受精、顕微授精の技術の進歩から出生数は伸びていますが、それに伴い、多胎妊娠も増加しています。

厚生労働省によると、2007年の分娩総数は111万0448件でこの内、単産は109万7536件、双子は1万2 631件、三つ子は246件、四つ子は3件、五つ子が3件となっており、不妊治療での出生数が伸びるにつれ、双子以上の出産も増えています。

多胎妊娠の最大のリスクは赤ちゃんと母体への安全です。

多胎妊娠については、日本産科婦人科学会周産委員会の報告にも、胎児数が増加するにつれ出生体重はへり、流産率は高くなります。


また、22週以降の周産期死亡率や後遺症害も高くなると報告されています。

母体への合併症も胎児が増えるに従い、増えています。これを避けるために、減胎手術をしなければならない場合も出てきます。

この減胎手術により、新たなリスクがでたり、心の傷になってしまうこともあります。

不妊治療はいくつかの方法があります。
ステップアップ治療をしない、排卵誘発剤を使わない顕微授精をなるべくしない医療機関も増えています。

自分にあう、不妊治療を選んでいただきたいと思います。

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