月経前症候群の症状
PMSの症状は、人によって実に様々です。
身体的な症状
手足のむくみ、体重増加、乳房の痛みと張り、疲労感、頭痛、動悸、腰痛、腹部の張りや痛み、便秘、下腹部のけいれん痛・圧迫感・重い感じ、食欲の変化・甘いものなど特定の食品が食べたくなる、めまい、あざができやすい、湿疹、ほてり・のぼせ(ホットフラッシュ)、不眠、関節痛・筋肉痛、吐き気・嘔吐、手足のしびれ、肌がひどくかゆい、ニキビ・蕁麻疹など
精神的な症状
イライラする、イライラが自分で抑えられない、興奮しやすい、神経質になる、気が短くなる、感情的になる、刺激に過敏になる、うつ、ひきこもり、混乱・錯乱、涙もろくなる、集中力の低下、物忘れ・記憶力の低下、無気力、気分にむらがある、うつっぽくなるなど
症状は月経前症候群と同じで、生理の数日前に現れ、生理が始まって2~3日のうちに消失します。
海外では、30年以上も前から月経前症候群(PMS)の研究が進んでおり、 専門的な治療や改善方法などを相談できる医師、病院、PMSの専門センターなどがあります。残念ながら、日本では月経前症候群が一般に浸透したのは、ここ数年のことです。
悩み、婦人科に行ったとしても、病気ではない としてきちんと症状を聞き、対処してくれない医師も残念ながらいるのが現状です。
最近では、婦人科学会でもPMSやPMDDについての症例や研究が発表されているので、若い先生などは理解が深いようです。勉強熱心な婦人科の医師もいますから、よい自分にあった病院を探すことが一番ですね。
また、男性は生理がないので、月経前症候群の症状がでると「生理につきもののイライラ」程度に考え、あまり理解がないのが普通のようです。
