低用量ピル

月経前症候群(PMS)やPMDDで婦人科で診察を受けると、低用量ピルを処方されることが多いです。

 

製薬会社が婦人科で低用量ピルを3カ月内服してもらい、データをとった結果、低用量ピルで排卵を抑えるとホルモンの波が一定になるため、低用量ピルを内服することで月経前症候群(PMS)やPMDDの症状が5人中3~4人の割合で症状の軽減ができたと報告されています。

どの症状が軽減されるのかの差はあるが、ピルを内服して、月経前症候群(PMS)やPMDDの症状が軽くなったかという質問には、

ずいぶん軽くなったが53%、

少しは軽くなったという人も含めると95%近くにまで上がっています。

 

PMSやPMDDの共通にある「むくみ」には50%が良くなったとしています。
原因としては黄体ホルモンの持つ保水作用が影響していることがわかっています。

 

月経の前のひどいめまいと腹痛で悩んでいたある患者さんは、ピルを開始したとたんに症状がすっかりなくなり、月経そのものも非常に軽くなり、「こんなに楽になれるならもっと早く試せばよかった」と言われたそうです。

 

低用量ピルが万能ということはないですが、低用量ピルは排卵抑制と黄体期のホルモン環境を整える作用があるので、PMSやPMDDの症状が軽くなると考えられています。

 

低用量ピルだけでなく、漢方薬などもありますから、そこは医師と一緒に考えるのが一番ですね。

| この記事をYahoo!ブックマークに登録 この記事をはてなブックマークに追加 はてなブックマーク数 この記事をdeliciousにブックマーク この記事をクリップ! クリップ数