2012年7月アーカイブ

着床前診断をしているクリニック

日本産婦人科学会は「受精卵診断」つまり着床前診断を全面的に認めてはいません。筋ジストロフィーについてのみ、公に認めています。

習慣流産を防ぐための受精卵診断を一部認める方針を決めましたが、正式決定には至っておらず、体外受精、顕微授精での着床前診断については、認めておらず、実施したクリニックにペナルティを課しています。

公に着床前診断をしていると発表しているのは、

 

長野の「諏訪マタニティークリニック」と

神戸の「大谷レディスクリニック」

 

です。

 

実際はもっとしているのですが、データとしてメディアでの発表はしていません。

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産経新聞2012/7/23

 

長野の「諏訪マタニティークリニック

不妊治療で体外受精した受精卵を子宮に戻す前に、着床のしやすさを調べるために一部の染色体の異常を調べる検査を実施し、7人が出産したことを長野県下諏訪町の「諏訪マタニティークリニック」が23日、明らかにした。

こうした「受精卵診断」は、命の選別につながる恐れもあるとして、日本産科婦人科学会は対象の病気を限定し、ケースごとに申請するよう求めているが、クリニックは申請せず、承認を得ていない。

根津八紘(やひろ)院長は、受精卵診断により不必要な流産を避けられ、女性の精神的、肉体的負担を軽減できると強調。「学会が一方的に規制するのではなく、当事者が必要性に応じて受けられるべき医療技術と考えている」とのコメントを発表した。

クリニックによると、平成18年から今年5月に20組で受精卵診断をした。12組の受精卵を子宮に戻し、うち7人が出産、1人が妊娠中。診断を受けた女性は32~45歳で、平均年齢は40・9歳だったという。

着床に関する受精卵診断をめぐっては、神戸市の「大谷レディスクリニック」が学会に申請せず全ての染色体を検査できる新たな方法で実施、19人が出産したと11日に発表した。

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産経新聞2012/07/11

大谷レディスクリニック

 

体外受精した受精卵を母体に戻す前にすべての染色体を検査し、異常の有無を確かめる新型の「着床前診断」を、神戸市中央区の大谷レディスクリニック(大谷徹郎院長)が129例実施し、16人が出産したことが11日、分かった。これまでの着床前診断は染色体の一部しか調べられなかったが、新型は全染色体の異常がわかる。同医院は「流産の原因の多くは染色体異常で、この方法は母体に負担となる流産を減らすことができる」としている。

 しかし、染色体異常が見つかった受精卵は患者の同意を得た上で破棄するため「命の選別」につながるなどとして、日本産科婦人科学会が着床前診断そのものを会告(指針)で重い遺伝病を除き認めていない。ただ、法律上の規制はなく、同医院は今回の診断も学会に申請せずに実施した。

 大谷院長は、平成14年から受精卵の細胞の一部を取り出し23対(46本)ある染色体の一部を調べる着床前診断について、患者の同意を得て実施。今回の方法は、全染色体を調べる「比較ゲノムハイブリダイゼーション(アレイCGH)法」と呼ばれ、ほぼ確実に異常を見つけ出すという。

 大谷院長によると、昨年2月から今年5月にかけ、129組の夫婦に、1回ずつ新型診断を実施。患者の年齢は25~45歳で、いずれも受精卵の染色体異常が原因で着床しなかったり、流産を経験しているという。129組のうち受精卵が順調に育ち、子宮に戻せたのは70組。50人が妊娠、19人が出産に至ったが3人は流産した。28人が現在妊娠中。この診断で受精卵を子宮に戻した患者の妊娠率は約7割で、診断を行わない妊娠率の3倍近いという。

着床前診断

着床前診断は、体外受精が前提です。

着床前診断は妊娠が成立する前、すなわち受精卵が着床する前に検査をするのです。

方法手順は通常の顕微授精と一緒です。

 

複数の受精卵を検査をしますから、排卵誘発剤で複数の卵胞を育てます。

卵子が取り出せる大きさになったら卵胞を超音波で見ながら、細い針で卵巣から取り出した卵子と、男性の精子を専用の培養液の中で受精させます。

 

その受精卵が分割し、8細胞くらいになったときに細胞を1~2個だけ採取し、その細

胞について染色体や遺伝子の検査をおこない、2日くらいして子宮に戻します。


もともと着床前診断は、胎児についての出生前診断を改良する目的で開発されました。

出産が成立してから行う出生前診断とはまったく別物なのです。

 

坂上みきさんが53歳で妊娠

テレビやラジオでナレーションやパーソナリティーを務める坂上(さかじょう)みき(53)が妊娠していることが分かった。

 

以下引用

17日、ナレーションを務める情報番組「PON!」(日本テレビ系)で、マタニティーウエアごしにふっくらと盛り上がったお腹を見せ、妊娠8カ月であることを明かした。

 

坂上みき(53)が結婚したのは06年3月。


相手は、彼女の英会話の先生で12歳年下のニュージーランド人(41)だった。
結婚から6年、夫と一緒にウイークデーは東京のマンションで、週末は神奈川県にある浜辺の一軒家で過ごすというライフスタイルを送っていた。
 
そして、17日、坂上は自身のブログで、「突然のご報告ですが・・・。妊娠中でございます!これまでとは、全く違う次元の喜びをかみしめながら、一方で大人の母としての責任も粛々と感じています」と嬉しさを報告した。
 
「もう妊娠7ヶ月になるそうです。海外で体外受精したと聞きました。何度も行ったり来たりして、お金も相当かかったようです。肉体的、精神的にもかなり大変だったと思います」(彼女を知る人物)
 
記者が坂上に話を聞きに行った。


 記者:妊娠7ヶ月ですか?
 坂上:まぁ、見ればわかっちゃうくらいに・・・。でも、あんまりわからないらくして、なにぶん高齢なんで、みんなまさか!と思うらしく、あんまり気づかれなかったようです(笑)
 
幸せそうな坂上であったが、記者がおめでとうと声を掛けると、複雑な心境を明かした。
 「ほんとに何でしょう・・・。高齢ですからいつ何時、何があるかわからないじゃないですか?出産予定も、こうです、ああですと言える感じでもないですし・・・。本当に生まれるまでわからないということもあり、あまり騒がれたくないというところもあるんですよ」

 

50代での妊娠、出産は簡単に語られるものではない。

ましてや、6年に及ぶ体外受精、顕微授精での妊娠なのだから。

卵子の提供をうけたのかは明らかにしてはいない

 

 

一般的に35歳以上で出産を高齢出産といいます。


50歳以上の場合は、超高齢出産。


芸能界でも高齢出産は多い。

 

40代での出産では

田中美佐子は43歳

林真理子は44歳

ジャガー横田は45歳

戸川昌子は46歳

兵藤ゆきは44歳

山下久美子は41歳

財前直見は40歳

 

芸能人ではないけれど

八塩圭子アナウンサー 42歳で妊娠

野田聖子議員 50歳で出産

 


ギネス記録ではスペインの女性が66歳で双子を出産している。


日本での最高は01年7月、当時60歳の女性が、当時28歳の在米日本人女性の卵子提供を受けて妊娠している。


最近は野田聖子議員がアメリカで卵子提供を受けて50歳で出産し話題となったばかりだ。
 
坂上は結婚した06年頃から不妊治療をしていた。


海外で体外受精1回の費用などを考えると、1回で成功したとしても数百万円ほどかかってしまうこともある。

ようやくたどり着いた超高齢出産だが、リスクも伴う。
 

「年齢とともに血管が硬くなりやすくなりますから、例えば子癇(しかん)という重篤な発作を引きおこしたりする妊娠高血圧症候群の発症も高まります。35歳以上の女性で20代女性の3倍になります」

 また、出産時も母体の合併症などで分娩を早めざるをえない状況になる場合が多く、帝王切開になるケースがほとんどだそう。



 無事に生まれてくれることを望みます。

ABC不妊治療Q&A百科事典
日頃気になっていること、不安に感じていること、雑誌や、インターネットで読んだ気になる記事など、不妊科・婦人科・産科に関する疑問や質問に専門医とスタッフが質問にわかりやすく答えています。

http://www.ivf-abc.com/index.html
おちウイメンズクリニック
東海トップレベルの高度生殖医療の実施数 慎重かつ最適な治療


日本家族計画協会クリニック
北村 邦夫先生のクリニックのHP

キネマARTクリニック
キネマアートクリニックは、不妊治療・体外受精を主体とした診療を試みています

Dr.someyaの不妊症の勉強室
Dr.someyaが詳しく不妊症の説明をしています。
Q&Aもあります。

天神つじクリニック
日本でも数少ない男性不妊症・男性更年期障害の専門クリニックです。
不妊症や性的なお話をするというのはどうも苦手と言われる方にも
安心して男同士の話ができるような雰囲気のクリニック作りを行っています。


JISART

 

JISARTは日本の生殖医療の質を向上させ、安心して満足できる
生殖補助医療を受けていただく事を目的として結成された団体です。


オーストラリアの生殖医療施設認定制度をモデルにしたJISART独自の実施規定を作り、各施設がこれを遵守しています。
実施規定では、非常に高いレベルの医療が求められています。

 

現在は25の高度生殖医療施設(不妊治療クリニック)が加盟しています。

 

日本では2012年には不妊治療専門の病院は606施設あります。

 

どの病院がいいのか、自分にあっている病院はどこなのか、とても悩むと思います。

管理人である私もどこがよいのか、調べました。

口コミサイトをよく読み、実際に診察を受け、治療を受けました。

医師の治療方針はホームページではなかなか伝わらないこともあります。

受付の感じがとても悪かったり、看護師さんの応対が悪いなどの理由もあって

本当にたくさんの不妊専門クリニックや大学病院にも行きました。

 

成功数と成功率は実際には直接、聞かなければわからないものです。

ホームページに書いてある病院もありますが、全部ではありません。

 

体外受精や顕微授精の知識は必要です。

それと同時にどこで治療を受けるのかを決定するのは、とても大切なことです。

 

1つの目安として「JISART」に加盟しているクリニックがどのような治療をしているのか医師の治療方針なども参考にされるとよいと思います。

 

JISART 日本生殖補助医療標準化機関

 

・会員施設 (25施設)

1 IVF大阪クリニック(大阪)
2 IVF詠田クリニック(福岡)
3 IVFなんばクリニック (大阪)
4 浅田レディースクリニック (愛知)
5 いしかわクリニック (大阪)
6 梅ヶ丘産婦人科 (東京)
7 ART岡本ウーマンズクリニック (長崎)
8 岡山二人クリニック (岡山)
9 神谷レディースクリニック (札幌)
10 絹谷産婦人科(広島)
11 木場公園クリニック (東京)
12 京野アートクリニック (宮城)
13 蔵本ウイメンズクリニック (福岡)
14 クリニックママ(岐阜)
15 セキールレディスクリニック (群馬-高崎)
16 セントマザー産婦人科医院 (北九州)
17 セント・ルカ産婦人科 (大分)
18 醍醐渡辺クリニック (京都)
19 高橋ウイメンズクリニック(千葉)
20 東京HARTクリニック (東京)
21 英ウィメンズクリニック (神戸)
22 広島HARTクリニック (広島)
23 ファティリティクリニック東京 (東京)
24 ミオ・ファティリティ・クリニック(鳥取-米子)
25 吉田レディースクリニック(宮城)
 
 
 

 

 

卵子提供

海外では提供者の卵子を数人でシェアするシェアエッグプログラムというものがあります。

もちろん気に入った人一人の卵をすべて受け取るシェアしない方法も選べます。シェアする場合、二人でシェアするか三人でシェアするかを選びます。

 

日本に事務所をおいてあるエージェントもいます。


では、クリニックでは行われていないのでしょうか?

 

日本では「JISART」という日本の生殖補助医療をリードしている結成された団体があります。

ここは、オーストラリアの生殖医療施設認定制度をモデルにしたJISART独自の実施規定を作り、各施設がこれを遵守しています。

実施規定では、非常に高いレベルの医療が求められています。


メンバー施設には、3年に一度、審査チーム(医師、看護師、胚培養士、受付事務、心理カウンセラー、患者代表)が訪問し、実施規定通りの診療を行えているか、チェックリストに沿って厳格な審査を行います。


この審査に合格すると、3年間の施設認定が与えられ、質の高い生殖医療が行われているとみなされるのです。

JISARTでは、厳しい審査により各施設が高い医療レベルを維持すると共に、メンバー同士がお互いに切磋琢磨し、より良い生殖補助医療を目指して努力しています。

 

JISART会員になってい不妊治療の施設のなかで、

「精子・卵子の提供による非配偶者間体外受精」を実施している病院があります。


・京野アートクリニック

宮城県仙台市

詳細はこちら

 


・セントマザー産婦人科医院

福岡県北九州市

詳細はこちら

 


・広島HARTクリニック

広島県広島市

詳細はこちら

 

・英ウイメンズクリニック

 兵庫県神戸市

詳細はこちら

 


・醍醐渡辺クリニック

京都府京都市

詳細はこちら

 

 

卵子提供実績(2012年3月末)

【実施数(JISART倫理委員会承認数)】


2007年~2008年 2件
2009年 4件
2010年 7件
2011年 9件
2012年 1件
合計 23件

 

【実施結果】
出産 7件 出産児数8人(双胎1件)
妊娠中 1件 


 

代理出産

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代理出産とは自分で子供の産めない人が第三者(代理母)の子宮を借りて子供を産

んでもらうことです。


自分の卵子と夫の精子を使って受精卵を作り代理母に移植をする方法や、他人の卵

子と夫の精子を使って受精卵を作り、代理母に出産を依頼するパターンなどがありま

す。

 

日本産婦人科学会は、妊娠・出産をする女への身体的負担が大きく危険であるとし

てが自主規制しています。

 

しかし、代理出産を規制する法律はないため、2001年に長野県諏訪市の諏訪マタニ

ティークリニックの根津八紘院長は、日本国内初の代理出産を実施したと公表しまし

た。
 

日本では代理出産は多くの病院では行いません。

 

ですから、代理出産を望むカップルは海外に行きます。

 

症例はアメリカで多いのですが、最近はアメリカよりも安くできるためにインド、韓国で

の代理出産の数字が伸びてきています。

 

母親が実娘の子供を産む、つまり自分の孫を妊娠して出産するという事例もあり、代

理出産の是非の議論は多くの学者によってなされています

代理出産の現状と問題点

平成22年4月27日(火)に代理出産の法整備を進める超党派勉強会
が開催され「代理出産の現状及び問題点」が話し合われました。

PDF

http://news.e-smc.jp/topics/pdf/100427.pdf

 

まとめると

 

代理出産の問題点


 代理出産には

1.ホストマザーと呼ばれている「配偶者間体外受精」

 夫婦の体外受精卵を他の女性に移植し、出産してもらう方法

 

2.サロゲートマザーと呼ばれる「非配偶者間体外受精」

夫の精子を妻以外の女性に人工授精し、妊娠、出産してもらう方法


の2つがあります。


1. 配偶者間体外受精は、卵子・精子に問題がないが妊娠に至らない場合と年齢や体力  的に妊娠・出産に耐えられない場合に行われます

 

2. 卵子がなんらかの理由でつくることができないが妊娠を望む場合に取られる方法です

 


日本産婦人科学会は代理出産を認めていない理由

 

【倫理的理由】

1.反自然的方法であり、性行為とそれに先立つ男女の関係を伴わない「ヒトの製造」である


2.代理出産が報酬で請け負われることにより、女性の子宮を商品として利用すること

になる

 

【双方(代理出産を頼む法と頼まれる方)の福祉と利益に関する理由】

3.生まれてきた子に障害があったような場合、生まれた子どもに不満であるとして、

依頼者が引取りを拒否することが考えられる


4.代理母が出産後の精神的ダメージが無視されている(子供をお腹の中で育ててい

るため愛情が湧くため)

 

5.妊娠・出産は妊娠中毒、出血多量、子宮破裂等の命に関わる危険が伴うのでリス

クを他人に負担させる契約は認めるべきでない


【その他、社会的・思想的理由】

6.代理母となる女性の属性(白人、東洋人、黒人など)が問題となり、人種・学歴等

による差別につながる

 

7.代理母が一般に承認されのなら女性に出産に対する義務感が生まれ「他人を利用しても出産すべきである」という出産義務の押しつけとなり、性差別が起こりえる

 

などの理由が挙げられています。


各国の法制度

日本に代理出産を規制する法律はありません。

医師の自主的規制に委ねられてきました。

 

2003年4月、厚生省厚生科学審議会生殖補助医療部会は、法律上の夫婦に限定し

て、AID(第三者の精子を妻の胎内に人工的に注入する方法)と他の女性の卵子提

供による体外受精及び余剰受精卵の使用を認めています。

 

しかし、2004年12月に開催された厚生科学審議会の「生殖補助医療技術に関する

専門委員会」は、「人を生殖の手段として扱うものであり許されない」として代理出産

を禁止し、将来法律で規制する方針を打ち出しました。

 


では、アメリカなどの海外では代理出産は認めているのでしょうか?


実際のところ、法律による規制はおかれていません


しかし、1989年の「技術援助により懐胎した子の法的地位に関する統一法」では


1.事前に裁判所が契約を審査するという条件付で認める

2.禁止


のいずれかを、各州に選択させる、という方法を取りました。

 

日本人夫婦が渡米して斡旋を受け、代理出産に成功したケースは現在、年間10例以上報告されています。


最も盛んなのは、カリフォルニア州とニューヨーク州では、早くから代理出産プログラ

ムが認められています

 

しかし、州によっては代理母を禁止しています。


イギリスでは代理母の仲介、あっせん、金銭の授受、広告は禁止

 

ドイツ、フランス、スウェ-デンでは禁止、

これらの国には殆ど全てで罰則があります。

ベルギーでは認められています。


アジアでは韓国やタイ、インドでは認められ海外からの依頼が急増しています。
 

 

ガイドラインの整備

代理出産を成功させた長野県の「諏訪マタニティークリニック」が定めるガイドラインの主な事項は

1.依頼者は子宮のない女性に限ること

 

2.自分の子宮を貸して代理出産を行なう女性は、すでに子どものいる既婚者に限り、

生まれた子どもに対していかなる権利も主張しない旨、誓約書にサインすること

 

3.依頼側の夫婦と、請け負う側の夫婦は身内に限り、4人一緒に来院して事前説明

を受けること

 

4.出産後、ただちに子どもを依頼側夫婦に引き渡して養子縁組をすること、

 

 

などです。

 

何年も不妊治療をしているが妊娠に至らない夫婦や子宮摘出などで卵子ができないがどうしても子どもを望む夫婦が、代理母を頼んでも子どもが欲しいと望むことに、賛否両論があることは分かります。

このサイトの管理人は代理母を頼んでも子どもが欲しいと望みましたが、様々な理由で断念しました。

それでも、今でもあきらめきれない思いがあります。

こういう感情は理屈ではないのです。

 


 

 

受精卵を育てる 胚盤胞移植

受精した受精卵は培養液にいれ、子宮に移植できる状態まで分割させます

 

体外受精、もしくは顕微受精で受精した受精卵は、培養液の中で培養の中で分割を始めます。


分割の速度には個人差がありますが、採卵から2日目に4分割、3日目に8分割が目安となります。

4分割までいったら分割の状態を確認します。


1個1個の細胞が均等な大きさに分割しているか、細胞がつぶれていないかなどを

チェックします。

まだ、十分に判断ができない場合は、さらに分割を進めます。最近は、胚盤胞まで培養ができるようになりました。

胚盤胞とは、5~6日目まで体外培養し、胚盤胞まで分割が進んだ胚を子宮腔に戻す操作を胚盤胞移植と言います。


胚盤胞まで培養するためには新たな特別な培養が必要になりますが、胚盤胞まで進ん

だ胚は着床率や妊娠が高いといわれています。

 

ちなみに、自然妊娠の場合、卵管内で分割をしながら、胚盤胞になるころに子宮に到着します。

 

採卵後5~6日目まで分割した胚盤胞

haibanhou.jpg

 

 

 

世界の体外受精規制の状況


              |日本 |米 |豪 |英 |仏 |独  |スエーデン
法律婚夫婦体外受精 | ○ |○ |○|○ | ○ |○ |○     
事実婚夫婦間体外受精  × |○ |△|○ | △ |×  |△   
夫婦間凍結胚使用   | ○ |○ |○|○ | ○ |○ |○   
提供精子・体外受精  | × |○ |○|○ |○ |○  | ×   
提供卵・体外受精   | × |○ |○|○ |○ |×  | ×   
提供胚・体外受精   | × |○ |○|○ |△ |×  | × 
商業的代理母      | × |○ |×|× |× |×  | ×   
非商業的代理母    | × |○ |○|○ |× |×  | ×  

○ 許可
△ 条件付許可
× 許可されいていない

特定不妊治療費助成事業の説明

助成は国と自治体が折半して負担し、厚労省では5万人分の治療費約25億円を予算計上し、小子化対策の一環として、子どもが欲しいと望んでいるにもかかわらず子どもに恵まれず不妊に悩み、実際に不妊治療を受ける夫婦に対し、経済的負担を軽減しようと導入されるもので、前年の所得が夫婦合算で650万円未満の世帯に適用されます。

■対象となる治療


対象となる治療は、体外受精及び顕微授精(以下「特定不妊治療」という。)のみです。

夫婦以外の第三者から提供を受けた精子・卵子・胚による不妊治療や、代理母、借り腹によるものは対象となりません。

 

■対象者

特定不妊治療以外の治療法によっては妊娠の見込みがないか又は極めて少ないと医師に診断され、 実際に治療を受けている方のうち、次のいずれの要件にも当てはまる方です。

 1 住んでいる市町村に住所を有すること


 2 法律上の婚姻をしていること。


 3 夫婦の前年の所得(合計額)が650万円未満であること。


 4 知事が指定した医療機関で治療したこと。

 

■助成の額及び期間

 特定不妊治療に要した費用に対して、1年度当たり10万円を限度に通算5年間。
 

■助成の申請
 

申請書は行政窓口、医療機関で受けとることができます。
 
原則、治療が終了した年度内に、居住地を所管する地方自治体に申請します。

  

申請に必要な書類は次のとおりです。


  1 特定不妊治療費助成事業申請書


  2 特定不妊治療費助成事業受診等証明書


  3 住民票謄本(記載事項の省略していないもの)


  4 所得額を証明する書類


  5 治療に係る領収書
 ※ 1と2の書類は、各行政窓口、指定医療機関にあります。
 ※ 住民票は世帯全員の謄本です(抄本と間違えないでください)
 ※ 外国籍を有する方は、3のかわりに、外国人登録原票記載事項証明書が必要です。


 ※ 所得額を証明する書類は、市町村長の発行する所得証明書です。
 ※ 申請は、直接持参されても郵送されても結構です。

 

関連エントリー
特定不妊治療費助成事業の概要
全国各自治体の助成金情報・相談窓口

・北海道
札幌市
旭川市
北海道(札幌市、旭川市除く)


・青森県
青森県
青森県の相談窓口


・岩手県
岩手県
岩手県の相談窓口


・宮城県
宮城県(仙台市を除く)
仙台市
宮城県の相談窓口


・秋田県 
秋田県
秋田県の相談窓口


・山形県 
山形県
山形県の相談窓口


・福島県  
福島県(郡山市、いわき市を除く)
いわき市
郡山市
福島県の相談窓口


・茨城県
茨城県
茨城県の相談窓口


・栃木県  
栃木県(宇都宮市を除く)
宇都宮市
栃木県の相談窓口


・群馬県
群馬県
群馬県の相談窓口


・埼玉県
埼玉県(さいたま市及び川越市を除く)
さいたま市の助成金
川越市の助成金
埼玉の相談窓口 


・千葉県
千葉県(千葉市及び船橋市を除く)
千葉市
船橋市
千葉県の相談窓口


・東京都
東京都
東京都の相談窓口


・神奈川県
神奈川県(横浜市、川崎市、横須賀市、相模原市除く)
横浜市
相模原市
川崎市
横須賀市
神奈川県の相談窓口


・新潟県 
新潟県
新潟県の相談窓口


・富山県
富山県
富山県の相談窓口


・石川県
石川県
石川県の相談窓口


・福井県
福井県の相談窓口


・山梨県
山梨県
山梨県の相談窓口


・長野県
長野県(長野市を除く)
長野市
長野県の相談窓口


・岐阜県
岐阜県(岐阜市を除く)
岐阜市
岐阜県の相談窓口

・静岡県
静岡県(浜松市と静岡市を除く)
浜松市
静岡市
静岡県の相談窓口


・愛知県
愛知県(名古屋市、豊田市、豊橋市、岡崎市除く)
名古屋市
豊田市
豊橋市
岡崎市
愛知県相談窓口

 

・三重県
三重県
三重県の相談窓口


・滋賀県
滋賀県
滋賀県の相談窓口


・京都府
京都府(京都市除く)
京都市
京都府の相談窓口


・大阪府
大阪府(大阪市、東大阪市、堺市、高槻市を除く)
大阪市
東大阪市
堺市
高槻市
大阪府の相談窓口

 

・兵庫県
兵庫県(神戸市、姫路市を除く)
神戸市
姫路市
兵庫県の相談窓口

 

・和歌山県
和歌山県和歌山市を除く)
和歌山市
和歌山県の相談窓口

 

・奈良県
奈良県
奈良県の相談窓口


・鳥取県
鳥取県
鳥取県の相談窓口


・島根県
島根県
島根県の相談窓口


・岡山県 
岡山県(岡山市、倉敷市を除く)
岡山市
倉敷市
岡山県の相談窓口


・広島県
広島県内(広島市、福山市を除く)
広島市
福山市
広島県の相談窓口

・山口県  
山口県
山口県の相談窓口

・徳島県
徳島県
徳島県の相談窓口

・香川県
香川県(高松市を除く)
高松市
香川県の相談窓口

・愛媛県
愛媛県(松山市を除く)
松山市
愛媛県の相談窓口

 

・高知県
高知県
高知県の相談窓口


・福岡県
福岡県(福岡市、北九州市を除く)
福岡市
北九州市
福岡県の相談窓口

・佐賀県
佐賀県
佐賀県の相談窓口


・長崎県
長崎県(長崎市を除く)
長崎市
長崎県の相談窓口


・熊本県
熊本県(熊本市を除く)
熊本市
熊本県相談窓口

・大分県
大分県(大分市を除く)
大分市
大分県相談窓口


・宮崎県
宮崎県(宮崎市を除く)
宮崎市
宮崎県の相談窓口


・鹿児島県
鹿児島県(鹿児島市を除く)
鹿児島市
鹿児島県の相談窓口

 

・沖縄県
沖縄県
沖縄県の相談窓口

関連エントリー

受精卵の分割の過程

体外受精(IVF)または、顕微受精(ICSI)で受精した受精卵は培養液の中で分割を始めます。

個人差がありますが通常、排卵から2日までに4分割、3日までに8分割の胚になるまで培養します。

種類

①4分割卵~8分割卵
受精後、2~3日目。
フラグメントが少なく細胞が均等に分割している状態の良いものは
子宮内に移植ができます。着床は4~5日かかります。

②桑胚胞
12~16分割卵
受精後4日目。
4分割卵?8分割卵より分割が進んでおり、着床率も上がります。
最近は次の段階の胚盤胞まで培養し、子宮への移植をする病院が増えています。

③胚盤胞
受精後5~6日目
自然妊娠では着床時期の状態になり、胚移植となります。

 

bunkatu4.jpg

 

 

受精卵のグレード


G1 卵割球の形態がフラグメンテーションがないもの
   フラグメント率0%で妊娠はかなり期待できます
   フレグメントとは卵割の過程でできる遺伝子の入っていない細胞質の断片のことです
   (ぶつぶつとした泡のようなもの)


  
G2 卵割球の形態は均等ですが10%以下のフラグメーションがあるもの
   フレグメント率10%で妊娠は期待できます

G3 卵割球の形態が均等ではなく、フレグメント25%で妊娠の期待はあまりありません

G4 卵割球の形態は均等、不均等で10%以上のフラグメンテーションがあるもの
   フラグメント率50%でほとんど妊娠は期待できません

G5 卵割球はほとんどなく、50%以上のフラグメーションがあるもの
   フラグメントが100%近く、ほとんど妊娠はきたいできません

 

受精卵の分割、フラグメンテーションの様子
http://www.venus.dti.ne.jp/~osamu/ART/VEECK.html

非配偶者人工受精


非配偶者人工受精とは、AID(Artificial Insemination of Donor)


夫が無精子症などで、夫の精子では妊娠が不可能な場合に、夫以外の精子で人工授精する 方法です。

 

精液の提供者としては、遺伝性 の疾患・性病などの既往症・エイズなどの危険性が

ない、妊娠させる能力の高い精液をもつ若くて健康な方が選ばれます。


(一般に夫ではない男性の精子を用いて妻を妊娠させる不妊治療の一つです)

慶応大学では、1949年から非配偶者人口受精(AID)を実施し、今までで、1万人以上の子供が誕生しています。

ドナーの匿名性を守るために,血液型別に10~15人のドナーを確保しています。

 

また、定期的に感染症の検査を行い、同じドナーからの子供が増えないように、15例の妊娠が判明した時点で、ドナーから外れます。


非配偶者間人工授精の現状に関する調査研究会(DI研究会)
http://www.hc.keio.ac.jp/aid/

 

体外受精や顕微授精の対象となるのは女性側の状態だけではなく、、男性側でも対象となります。

 

男性側の対象となるのは

 

・乏精子症 

・精子無力症 

・精子の奇形などで自然受精が困難


・精液中に精子がない無精子症で睾丸内に精子がいる場合


・勃起不全(ED)


・精子の透明体、卵細胞膜通関障害


・抗精子抗体が陽性


・体外受精(IVF)を繰り返しても妊娠しない場合

 

ICSI(イクシー)対象 精子所見


①正常精子数 20万/ml(1個以上)
②精子運動率 30%以下
③無精子症  精液中に精子が存在しない


精液からみた診断

①正常精液  WHOの基準を満たすもの
②乏精子症  精子濃度が1ml中に2000万未満
③精子無力症 精子運動率50%未満
④奇形精子症 精子奇形率70%以上
⑤無精子症  精液中に精子が存在しない
⑥無精液症  精液が射出されない
⑦膿精症    精液中に白血球が多数存在する

 

重度の男性不妊

①精液中の精子数が極端に少ない重度乏精子症

②動きが極端に悪い重度精子無力症

などの人や、精子の数や動きに問題がなくても、体外受精では受精しないことがま

れにあります。

 

その原因が、卵子にあるのか(卵子の質が悪い)、精子にある(受精能力がない)のかは断定できませんが、顕微授精で解決するケースも少なくありません。


日本産科婦人科学会 「体外受精・胚移植」に関する見解
http://www.jsog.or.jp/kaiin/html/kaikoku/S58_10.html#top

 


抜粋を掲載


1.本法は,これ以外の医療行為によっては妊娠成立の見込みがないと判断されるものを対象とする.
(解説)
 体外受精・胚移植の対象となる疾患は,卵管性不妊症,乏精子症,免疫性不妊症,原因不明不妊症などである.
 「これ以外の医療行為によっては妊娠成立の見込みがないと判断されるもの」が対象となっているが,このことを疾患別に検討しておく必要がある.
 「卵管性不妊症」で本法の対象となるものは,薬物療法並びに卵管形成術によっても治癒不可能と思われる症例である.これらの症例の中には,実際に卵管形成術をやっても,妊娠に成功しなかった場合と,臨床検査により卵管形成術では妊娠が成立する可能性がないと診断された場合の二種類を含む.後者の診断では,各種臨床検査の中に必ず腹腔鏡診と子宮卵管造影法とが含まれることが望ましい.
 乏精子症に対しては,まず乏精子症に対する一般的な治療を行なう.この一般的な治療法とは,夫に対するホルモン療法・薬物療法・精索静脈瘤手術・配偶者間人工授精などを含む.これらの方法によっても妊娠しなかった場合,あるいは臨床検査により妊娠する可能性がないと診断された場合には,優良精子選別濃縮AIH法等を反復して行なう.それでも妊娠しないときに,はじめて体外受精の適応となる.
 免疫性不妊症並びに原因不明不妊症も体外受精の対象となる.
 以上,本法以外の医療行為によっては妊娠成立の見込みがないと判断される場合を示したが,以上のごとく慎重な配慮なしに,他の治療法で妊娠可能な症例に体外受精を安易に行なうことは,厳に慎まなければならないと考えられる.

2.実施者は生殖医学に関する高度な知識・技術を習得した医師で,細心の注意のもとに総ての操作・処置を行う.また,本法実施前に,被実施者に対して本法の内容と予想される成績について十分に説明し,了解を得た上で承諾書等に記入させ,それを保管する.
(解説)
 生殖医学に関する高度の知識・技術を習得した医師とは,産科婦人科学・生殖生理学・発生学・その他関連領域の医学知識・技術を身につけた医師とする.
 本法の実施にあたっては,諸外国と同様,他の専門技術者の協力が必要であるが,本法に関するすべての技術は,ヒト発生に関する治療行為であるので,責任者はすべて医師でなければならない.被実施者とは,体外受精の治療を受ける夫婦のことをいう.本法の内容とは,本法の原理・適応・禁忌・技術・反復実施する周期数・副作用の可能性などを意味する.
 予想される成績とは,妊娠できるか否かの可能性,予想される妊娠率,妊娠成立後の流産・胎児異常の発生の可能性,などを意味する.
 承諾書の様式は,各病院で決定するが,その承諾書には夫婦とも署名・捺印等させる.この承諾書はそれぞれの病院において保管する.
 本法の治療を受けるかどうかの決定は,夫婦の自由意志による.

3.被実施者は婚姻しており,挙児を希望する夫婦で,心身ともに妊娠・分娩・育児に耐え得る状態にあり,成熟卵の採取,着床および妊娠維持が可能なものとする.
(解説)
 体外受精によって治療を受ける夫婦は,婚姻している夫婦とする.このため,体外受精を行なう病院においては,患者夫婦の戸籍を確認しておく事が望ましい.
 成熟卵の採取・着床及び妊娠維持が可能なものとは,少なくとも一側の卵巣を有すること,子宮を有すること,その子宮は着床及び妊娠維持が不可能となるような疾患を有しないことを意味する.

4.受精卵の取り扱いは,生命倫理の基本にもとづき,これを慎重に取り扱う.
(解説)
 生命倫理の概念は,その時代差,地域差,個人差,社会的・職業的立場の差によって異なる.また,医学的な立場からのみで決められるものではなく,人文科学的・社会科学的・自然科学的なことも考慮に入れ,総合的な立場から決められるべきで,一概に結論を出すことはできない.しかし,生命倫理の基本を一言でいうならば人の生命を尊重することを意味する.従って,ジュネーブ宣言を考慮に入れ,医師としての倫理に基づき,これを行なうべきである.
 どの時期をもって人の個体の始まりとするかについては,その間にいろいろな段階があり,一概に決定することはきわめて難しい.精子並びに卵子は,染色体数が半分しかなく,人体外においては独立して生存することはできないので,個体ということはできない.精子・卵子は,不妊症の診断並びに治療に必要なときには,本人の同意を得て臨床検査に使用することができる.
 受精卵とは,受精を完了した状態をいう.正常に発育した受精卵は,それを採取した母体に戻すことを原則とする.

5.本法の実施に際しては,遺伝子操作を行わない.
(解説)
 「遺伝子操作」とは,遺伝子工学・クローニング・異種間ハイブリッド・キメラ・等を人工的に行なうことを言う.ヒトの遺伝子操作を別の観点から,手技上から分類すると,遺伝子に影響を与えると思われるウイルス移植などの生物学的操作,遺伝子に影響を与えると思われる放射線照射,マイクロマニプレーターによる機械的操作のごとき物理的操作,遺伝子に影響を与えると思われる化学物質投与などのごとき化学的操作が挙げられる.ヒトの体外受精を行なうにあたって以上のごとき遺伝子操作を禁じている.
 遺伝子工学は元来,物質を作るための工業として発達したものである.治療を目的とする体外受精とは本質的に意義・目的を異にするものである.遺伝子工学は,酵母や,大腸菌のごとき単細胞生物に対して行なわれるのが普通である.精子や卵子は単細胞生物ではない.精子や卵子に対して遺伝子工学を行なえば,これらの細胞はまもなく死亡すると思われるし,また受精する可能性もほとんどなくなるといっていい.
 卵におけるクローニングとは,卵細胞の核を他の体細胞の核と入れかえること等である.このことによって,その細胞は生存を続けるであろう.しかしこれによって正常なヒトが発生することはない.異種間ハイブリッドとは,ヒトの生殖細胞とヒト以外の動物の生殖細胞とを受精させることである.キメラとは,受精を完了して増殖中にある桑実胚または胞胚の細胞の一部を他の個体の胚の細胞の一部ととりかえることなどをいう.
 体外受精の基本的目的は,夫婦の遺伝子をそのまま子供に伝えることであり,元来子供のない夫婦は,自分たちの遺伝子を子供に伝えることを最も望んでいる.
 従って,このような操作は医療として行なう体外受精の目的に全く反するものであり,医の倫理に反するものである.これらの操作は体外受精の中に繰り込んで行なわれることはない.

6.本法の実施に際しては,関係法規にもとづき,被実施者夫婦およびその出生児のプライバシーを尊重する.
(解説)
 現在,社会の一般の人々は,体外受精に対し,異常なほどの関心と興味をよせている.その結果として,被実施者夫婦及びその出生児の私的な事までも知りたがっている.このため,体外受精の治療を受ける被実施者夫婦は心理的なストレスを受けている.このような状態に鑑み,被実施者夫婦及びその出生児を保護する観点からこの項目を設けた.
 医師をはじめとした医療関係者が,被実施者夫婦及びその出生児のプライバシーを守ることは当然であり,医療担当者に限らず,一般の人々すなわち第三者に対しても,被実施者夫婦及びその出生児のプライバシーを尊重することをのぞむものである.
 (本法における関係法規とは,憲法・民法・刑法・医療法などをさす.)

7.本法実施の重要性に鑑み,その施行機関は当事者以外の意見・要望を聴取する場を必要に応じて設ける.
(解説)
 本法実施の重要性とは,次のような状態をさす.体外受精は,未だ我国に定着しているとはいえず,医療担当者にも被実施者にも一般国民にも,これに関する知識が充分には普及していない.その上,体外受精に対しては,医療担当者のみならず,一般大衆の中にも異常な関心をよんでいるのが現状である.このような状態において医療施設が体外受精を行なう場合には,極めて慎重でなければならない.
 ジュネーブ宣言によれば,医療は医師と患者とのみから成り立つものであり,その契約によって行なわれる.それにもかかわらず,この項目を設定したのは,以下の理由による.
 体外受精に関する見解を日本産科婦人科学会が定め,これに従うように全国に呼びかけている.しかし,これだけの見解だけでは実際に体外受精を治療として行なう場合には不充分であろう.それぞれの病院,それぞれの地域には,それぞれ特徴がある.その特色も充分に考慮しなければならない.従って,本学会の見解には必ず従うが,これに加えて体外受精を行なう病院で病院自身の細かい規則,あるいはその地域の産婦人科医療における地域の特色のある規則が作られてもよい.また,それぞれの地域またはそれぞれの病院において,学識経験者等の当事者以外の者も参加する体外受精の倫理などに関する組織を作ってもよい.
 体外受精に関する委員会を作るときには,これによって患者のプライバシーが侵害されて被害を受けることのないようにしなければならない.

体外受精最新ニュース

母体を整える漢方薬

排卵誘発剤を長期にわたり服用したり、また、多くの卵をつくるために排卵誘発剤を多量に服用するという方法もありますが、最近は1ないし2個の卵を大切に育てるという方法をとる医者も増えています。

つまり、最低限度の排卵誘発剤を使い、体外受精、顕微受精という手段はつかうけれど、受精した卵を子宮にもどし、「自然妊娠」になるべく近いようにという考え方です。

それには、しっかりとした母体作り、卵つくりが必要です。

普段の食事はもちろん大切ですが、漢方薬で弱っているところを強めて体外受精、顕微受精の成果をより高めるという方法もあります。

漢方を専門店で相談することが一番だと思いますが、家の近くにはなかったり、漢方はべらぼうに高い!のでは?と思われる方もいらっしゃると思います。

メールでも匿名でも相談できる漢方専門店があります。

福岡県の漢方薬のエキスパート。人間の漢方や病気の相談が出来ます。
自然のココロ、それが漢方の相談堂

http://www.ookinaki.com/

 

ちなみに私は2年間漢方薬を服用しました。

1カ月にかける費用は10万と決めていたのでそれ以上はかけませんでしたが

1週間ごとに漢方薬局に行き、体調に合わせて都度、処方して頂きました。

参考までに。

韓国での体外受精、顕微授精

韓国やバンコクなどでは、日本女性が卵子を提供し謝礼を受け取るビジネスを認めています。


毎年、100人以上の日本女性が外国に渡って卵子を日本人の不妊夫婦に提供しています。


日本では日本国内の第三者による卵子提供は認められていないのですが、現在、東京とバンコクには少なくとも3社の「日本卵子あっせん会社」があります。

 

卵子を提供したい日本女性を韓国やタイに渡らせ、採卵し、日本国内の不妊夫婦に提供しています。

卵子の提供者は採卵が成功すると60万~70万円の謝礼を受け取ります。


あるあっせん会社と現地の卵子摘出に協力している医療機関を取材したところ、昨年から今年までですでに100人以上が韓国やバンコクで卵子を提供していたことがわかりました。

 

あっせん会社はネットを通じて提供者を募集しています。

もちろん、卵子提供者にはいくつかの条件があります。

 

卵子の提供者は韓国やバンコクで2週間前後滞在し、排卵誘発剤などでコントロー

ルした後,採卵をしその後は観光などをして帰国する例がほとんどです。

 

日本人向け卵子提供・代理出産のエージェンシー

http://www.medi-bridges.com/

Medibridge メディブリッジ

 

アメリカの体外受精・顕微授精

不妊治療の先端技術 アメリカの体外受精事情
 

体外受精の妊娠率が50%の施設も!

 

日本の体外受精の妊娠率は成績のよい施設で30%くらいですが、アメリカでは5

0%の妊娠率の施設もあります。


アメリカの体外受精の費用は1万~1万5千ドル、日本円で120万から180万円が

相場といわれています。(現在は円高ですが、薬の値段が上がっているのとその他も

ろもろの費用が上がっています)


治療費が高額なので、「なにがなんでも、患者を妊娠させたい」 「妊娠率を少しでも

他のクリニックより上げたい」と思っています。

 

金額に見合う治療レベルを維持するため、医師は1人の診察に30分以上はかけて、

状況を見極め生物学などで博士号を取得した、優秀なサイエンスディレクターとともに

治療にあたります。

 

アメリカに限らず、海外の体外受精専門クリニックでは医師と研究者は対等な立場です。

 

研究者が不妊治療の基礎研究に励んでいるから、先端医療が日進月歩で進んでお

り、最近では凍結した卵子を使った体外受精で妊娠、出産し、卵巣組織の凍結や、

未熟な精子細胞の培養も始まっています。

 

また、日本とアメリカの体外受精の事情の違いとして、精子提供、卵子提供、受精した胚の提供をすべて体外受精で行うことができます。

 

胚の提供は、受精卵を凍結保存しておいた人が子供に恵まれたため、不要になった

胚を必要としている人に提供することが多いようです。

 

最近では「エッグ・シェア・プログラム」といって、卵子がたくさん取れる人とまったく卵

子が取れないひととが、とれた卵やかかった費用を分け合うというシステムも始まっ

ています。

 

例えば、Aさんが排卵誘発剤を使用し、たくさんの卵を採卵します。とれた卵のうちの

何個かをBさんがもらうかわりに費用の何割かを負担するという契約を交わすので

す。

 

パシフィック生殖医療センター(PFC=Pacific Fertility Center: 米国カリフォルニア州サンフランシスコ市)


卵子提供プログラム
http://www.ifcbaby.net/n_program/program_egg.html

 

海外の不妊治療の交流掲示板

中国漢方 「中薬」

あまりなじみはないのですが、中国漢方というものをご存じですか?

よく「中薬」、「中医薬」「中成薬」と呼ばれています。


漢方薬を中国に旅行に行った際や、旅行いく人に頼んで買ってきてもらうという話を

聞いたことはあるかと思います。

 

中薬、中成薬は中国国内で市販されている漢方薬です。

漢方薬の考え方は日本と中国とでは大きく違います。違いの一つにあげられるの

は、種類と数です。

 

日本で認められている漢方薬の原料の漢方薬は約200種類で、そのほとんどが植物

です。和漢とよばれているのはそのためです。

 

中国漢方は植物だけでなく、動物の内臓なども使います。

 

中成薬(漢方の市販薬)で不妊症に効果があるのが

 

「調経促孕丸」(ティアオジンツゥンワン)です。

 

生理の出血が少ない人。
排卵しない
卵子の量が少ない
冷え性

の人向けです。

 

主な成分は


鹿茸(ろくじょう)、淫羊かく、莬絲子、枸杞子、山薬、茯苓、黄芪、丹参

個人輸入で購入することができます。


中国漢方の輸入代理店はたくさんありますが、私はクイックチャイナがいいと思います。
クイックチャイナ
http://www.quick-china.com/yaopin/detail/yp00249.html

不妊治療と東洋医学


不妊には様々な理由があります。

これといって病気は見当たらないが排卵はうまくいかない、時間をかけ、よい卵子を

採取し、体外受精はできたが妊娠にはいたらないなどのケースも多いのが実情で

す。

受精卵が着床しないのか、子宮が着床できにくい状態なのか、卵に力がないの

か・・・わからないことが多いのです。

どれか1つだけが不妊の原因であるとも限りません。

 

しかし、体質を変えつつ最先端の生殖医療をすることで不妊治療の成果が上がった

という報告が上がってきています。

==============================


不妊治療の効果「針で」大幅改善(2006年11月10日 読売新聞より)

体外受精を5回以上行っても妊娠できなかった不妊症の女性114人に針治療を行っ

たところ、約4割にあたる49人が妊娠に至ったと、名古屋市の明生鍼灸(しんきゅう)

院と明治鍼灸大の研究グループが10日、大阪市内で開かれている日本生殖医学

会で報告した。

 

49人のうち4人は自然妊娠だったほか、30人は治療後1回目の体外受精で妊娠に

成功したという。

不妊治療の専門家が集まる学会で、針治療による効果を示すデータが発表されるの

は珍しい。

報告された114人の治療実績は、1998年2月?2006年6月に、同鍼灸院を訪ね

た不妊患者のうち体外受精を5回以上行っても妊娠しなかった女性のもので、治療

は、週1~2回のペースで行われ、腹部や足などにある婦人科疾患に効果があると

されるツボを針で刺激した。

体外受精・顕微授精の着床率と鍼灸


東洋医学では健康な体は「五臓六腑(ごぞうろっぷ)が整っている」ことが大切とされ

ています。

 

五臓とは「肝」「心」「脾」「肺」「腎」

六腑とは「胆」「小腸」「胃」「大腸」「膀胱」「三焦」  

です。

不妊に影響するといわれているのが「肝」「心」「脾」「肺」「腎」で、特に、「肝」「腎」の

働きが少し弱い人が多く見られるようです。


腎は生殖機能と深くかかわっています。


東洋医学では、腎の力は成長とともに高まり、腎気が発育すると初潮が訪れ、腎が

衰えると閉経になるという考えです。


生活習慣や食生活などで腎気は影響されるため、腎の力が弱まると生殖機能にも影

響し、子宮や卵巣の機能が弱まり、排卵がなくなったり、月経がなくなったり子宮内

膜が薄くなり着床しにくくなってしまします。

 

五臓六腑には一本の循環路があります。

これは、「肺経」「脾経」「心経」「腎経」と呼ばれている経絡で、ここにはところどころに

ツボがあります。

※参照 http://www.shinkyu.com/huninsyou.html

 

不妊には肝経、腎経のツボを刺激すると効果があります。

ツボを刺激することで、本来持っている力を取り戻し、卵巣と子宮の機能が高まり、妊

娠しやすい体へと改善されていくことが期待できます。

 

1回の治療で不妊が改善することはないですが、続けることで確実に体は変化します。

 

ある治療院では、半年以上定期的に鍼灸治療をうけた50人のうち、43人が妊娠した実績があります。


※参照
http://www.touyouigaku.org/koramu/15nenkoramu/9gatu/9gatu.htm

http://www2.odn.ne.jp/meisei-acp/nannti.htm

寺子屋お産塾
http://park11.wakwak.com/~hisao-t/index.html

 

全国の不妊治療にとりくんでいる鍼灸院を随時紹介していきます。

体外受精、顕微授精と漢方療法

体外受精や顕微授精でうまくいかないのは段階ごとです。

 

①採卵した卵子と精子の受精後、細胞が分裂していく段階で、細胞分裂をやめてしまった場合

②受精卵の子内膜着床がうまくいかない

③着床した受精卵の育成

 

①の受精卵が細胞分裂をやめてしまった原因の1つに卵の老化が考えられます。

 

②の受精卵の子内膜着床がうまくいかない の原因の一つに子宮内膜の問題や受

精卵が育つ子宮の内部環境(温かくない、充分な栄養が供給できないなど)の問題

がある場合がと言われています


また、体外受精や顕微授精を繰り返すとホルモン療法の悪影響が卵巣や生殖機能

などに及んでいる場合もあります。

 

着床がうまくいくようにするには子宮環境を整える必要があり、子宮を温めることはと

ても重要と言われています。

 

精子と卵子の出会いがなされ、、ホルモン環境を整え、人工的に十分な状態になっ

ているにもかかわらず妊娠できない場合は、東洋医学や漢方など別の角度からも治

療されると、不足している条件が満たされ妊娠につながることがよくあります。


漢方療法はホルモン剤を投与していた(ホルモン療法)で疲れた卵巣や生殖機能を

整え、よい卵が育つようになったり、子宮内膜が着床しやすい条件を満たすようにな

ったり、また子宮がポカポカと温かく十分すぎるくらい新鮮な栄養が届いてくれるよう

になるなどの報告が上がっています。


エンブリオ・グルー(受精卵接着剤)とは、受精卵を子宮に着床させやすくすると考え

られている接着酵素(ヒアルロナン)という培養液です。


受精卵の胚移植後、受精卵が子宮に着床率を上げ、妊娠継続の確率を上げる報告

があります。

臨床上での成功率 (Vitrolife社発表)では

―受精卵の着床率を34%上げる
―妊娠継続の確率を24%上げる

という成果をあげているとされています。


ヒアルロナンは子宮における天然分泌に近く、粘着性のある酵素とされており、受精

卵と子宮の細胞間の接触を向上させ、子宮内血管の血流を促進する効果があるから

といわれています

また、FDA(米国食品医薬品局)に認可されていますので、子宮や受精卵に悪影響

がないといわれています。

そのような成果を挙げている理由とは、ヒアルロナンは子宮における天然分泌により

近く、粘着性のある酵素であることから、受精卵と子宮の細胞間の接触を向上させ、

子宮内血管の血流を促進する効果があるからであるとのことです。また、FDA(米国

食品医薬品局)に認可されていますので、子宮及び受精卵に悪影響がないとされて

います。

エンブリオ・グルーに関するデータは全て供給元からの情報です。

着床前診断(受精卵診断)


着床前診断とは、体外受精した受精卵で遺伝病の有無などを調べることです。

つまり、体外受精、顕微授精した受精卵を検査し、問題のない受精卵を子宮に戻します。


日本産科婦人科学会では、命を選別することになる診断法とし、実施を認めていませ

ん。学会が認めたのは、夫か妻のどちらかに転座と呼ばれる染色体異常がある習慣

流産の夫婦だけです。

 

これ以外の染色体の異常を調べたり、男女の産み分けに利用したりすることは許さ

れません。

 

着床前診断(受精卵診断)

日本では禁止されている着床前遺伝子診断(Preimplantation Genetic Diagnosis -

PGD) ですが、PGDには体外受精の妊娠率を上昇させる、体外受精後の流産率を

減らす、習慣性流産を予防する、トリソミーを診断する、遺伝子疾患を診断する、など

のさまざまな効用があります。このサイトではPGDがわかりやすく説明してあります

 

大谷産婦人科不妊センター
大谷産婦人科のホームページです。

フェアネス法律事務所
弁護士 遠藤直哉氏のホームページ


卵をつくるスケジュール

体外受精も顕微授精も卵を作り育てることから始まります。

 

卵が自然に育っている場合は、見守り卵が成熟したら採卵しますが

排卵が不規則だったり、排卵がない場合は卵を作り、育てる必要があり、この場合に

排卵誘発剤が使われます。

 

排卵誘発剤は、飲み薬と注射薬があります。

 

飲み薬


①シクロフェニル製剤のセキソビット
②クロミフェン製剤のクロミッド

 

注射薬


①hMG製剤(ヒュメゴン)
②FSH製剤(フェルティノームP)

 

体外受精や顕微受精では、早発LHサージを防いで卵を十分に成熟させる必要があ

るため、LHサージを抑える薬剤として使われているのがGnRHアゴイスト製剤です。

点鼻薬のスプレキュアやナサニール注射薬のリュープリンなどがあります。

 

医薬品情報


飲み薬↓
クロミッド (塩野義)  剤形(錠)
一般名 クエン酸クロミフェン錠
識別コード (包装)@50@:@390 @50@ (本体)@ 390

【禁忌】:(以下に該当する方は、使用してはいけません)
1.卵巣腫瘍及び多嚢胞性卵巣症候群を原因としない卵巣の腫大のある患者
[卵巣過剰刺激作用により更に卵巣を腫大させる恐れがあります]
2.肝障害又は肝疾患のある患者
[肝障害を悪化させる恐れがあります]
3.妊婦
【副作用】
卵巣への過剰刺激により下腹部に痛みが起こることがあります。また、発疹などの過敏症状や頭痛、顔面紅潮、眼のかすみ、精神不安、尿量増加などが考えられます。

【注意】
霧視等の視覚症状が現れることがあるので、服用中は危険な作業や車の運転は避けましょう。

成分一致薬品
セロフェン (セローノ)
識別コード (包装)@ SRP-50 (本体)S
フェミロン (富士製薬)
識別コード (包装)FJ03:50mg (本体)FJ 03
オリフェン (岩城)
識別コード (包装)OF:IW (本体)・・・
スパクロミン (科薬)
識別コード (包装)KY・SPC 50mg (本体)KY 09

セキソビット (帝国臓器)  剤形(錠)
一般名 シクロフェニル錠
識別コード (包装)TZ153 100:100mgTZ153 (本体)TZ 153

【禁忌】:(以下に該当する方は、使用してはいけません)
1.卵巣腫瘍のある患者及び多嚢胞性卵巣症候群を原因としない卵巣腫大のある患者
[卵胞刺激ホルモン分泌作用により、これらの症状が増悪することがあります]
2.妊婦又は妊娠している可能性のある女性
【副作用】
卵巣への過剰刺激により、下腹部痛や不正出血が起こることがあります。また、発疹などの過敏症状やはきけ、食欲不振などが考えられます。

【注意】
卵巣に病気がある場合、使用できないことがあります。
使用の際には、治療スケジュールにそって正確に服用しましょう。通常、生理開始の5日目から5〜10日間服用し、服用終了後1〜2週間で排卵が起こります。排卵の有無を確認する必要があるので必ず基礎体温を記録しましょう。

http://www.d9.dion.ne.jp/~sigma72/yakugakukai.html

AHA アシスティッドハッチング

アシステッドハッチングとは、胚移植の際に、胚を包んでいる透明帯の1部をレーザ

ーなどで傷をつけて着床率の向上をはかる方法です。

 

通常、受精卵(胚)は細胞分裂が進み透明帯から自力で脱出(ハッチング)して子宮

内膜に着床します。

 

しかし、透明帯は受精卵(胚)の凍結や、加齢によって硬くなるといわれています。

そこで卵の殻を少し破ったり薄くしたりして、着床率の向上を期待します。

グレードのいい胚を移植してもなかなか着床しないような場合に行われます。

これがAHA アシステッドハッチングです。

 

アシステッドハッチングをいつするかは医師と相談して決めます。

 

費用は病院によって違いますが20000~30000が相場のようです。

 

これは8分割まで進んだ受精卵(胚)にアシステッドハッチングを行っている画像です。

8hatch-aha.jpg

OHSS卵巣過剰刺激症候群

OHSS(卵巣過剰刺激症候群)とは


主に、hMG注射とhCG注射の2種類の排卵誘発剤を使用するゴナドトロピン療法に

よっておこる副作用のことです。

卵巣の大きさは親指大位ですが、排卵誘発剤で卵巣を刺激することで、卵巣が腫

れ、お腹に不快感や下腹部の膨満感を伴います。

重症になると腹水や胸水がたまり、入院が必要になることがあります

OHSSは必ず起きるというものではありません。

 

●OHSSの症状

・お腹が張る
・腹痛や下痢がある
・急激な体重増加
・吐き気
・尿量減少
・息苦しさ

 

●OHSSの原因

排卵誘発剤によって、卵巣内の卵胞が一度に成長するため、卵巣が腫れ卵巣表面

の血管から水分が腹腔内に露出することが原因です。


露出した水分は腹水となり血液が濃縮され尿量が減少します。

その結果、電解質の異常、血栓症、呼吸障害などが起こるのです。

 

●OHSSを発症しやすい方

 

一般的には排卵誘発剤に敏感に反応する方が発症しやすくなります。


・卵巣の反応のよい年齢の方(〜35歳)
・やせている人
・PCOS(多嚢胞性卵巣症候群:卵巣内に小さな卵胞が多数存在する)の方

●OHSSの治療

軽度〜中等度の場合には外来で経過観察しますが、重度の場合には入院が必要となります。

妊娠するとOHSSが悪化しますのでOHSSが疑われる場合には、全ての胚を凍結、胚移植をキャンセルします。

顕微受精(ICSI)の授精方法

精子を顕微鏡で確認しながら、極細い先のとがったピペットというガラス管に精子を一

つだけ入れておいて、卵子の透明膜を破りさらに卵子の細胞膜を通して、細胞質の

中に直接精子をいれます。(これを卵細胞質内精子注入法といいます)


IVFのように自然に受精するのではなく、注入する精子を培養士が選び受精の段階

もサポートします。

 

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体外受精では人の手で受精させるのではないので「受精」という漢字を使います。

顕微授精では人の手を借りて受精させるので、手辺のついた「授精」という漢字を使

います。

わかりやすいですね。

子宮を温める方法

妊娠しやすい体と作るために子宮を温めるのは
とても効果的と言われています。

韓国の「よもぎ蒸し」は有名な子宮を温める方法の1つです。

漢方医の大河ドラマの「ホジュン」が韓国で超人気となり日本でも人気となっていますが、そのホジュンが1610年に医学書を編纂した「東医宝鑑」の中に、よもぎ蒸しは、燻蒸(フンジュン)という言葉で紹介されています。

それから座って蒸す座燻(ジャフン)という言葉も使われるようになりました。

現在はよもぎ蒸しのことを(スッチム)といいます。
(スッ)はよもぎで、(チム)が蒸すという意味です。

よもぎ蒸しの主な目的は不妊治療をでした。


子宮を温めて、老廃物やお血(おけつ)(おけつとは古い血、血液の流れが悪い状態のこと)の解消に効果的があるとされ、妊娠しやすい体を作るのにとても効果的とされていました。

また、産後の回復にもいいと言われています。

よもぎ蒸しは子宮を温めます。


子宮が冷えていると、せっかく受精しても着床しにくいと言われています。
子宮を温めることにより、子宮内膜を厚くし柔らかくします。

よもぎ蒸しを家庭でするには、専用の用具が必要ですが、そうではなく
簡単によもぎ蒸しと同じような効果を得られるものがあります。

「よもぎホットシート」と呼ばれていて、雑誌にも紹介されつつあります。
デリケートゾーンにナプキンのように使うのですが、かなり子宮が温められます。

よもぎホットシートはハーブの母と呼ばれる「よもぎ」と3種類のハーブ「川弓(せんきゅう)」「当帰(とうき)」「ハッカ」が入っています。

詳しくは


女性の味方、携帯よもぎ座浴



体外受精や顕微授精で卵を体に戻したときにも、子宮を温めていると着床によい影響をあたえていると報告もあるようです。

採卵の開始と手順

採卵の開始時期は月経開始からです。

 

方法

超音波などで卵巣内の卵胞を測定し、卵胞がmm以上でエストロゲン値が250Pg/ml

以上などを目安として採卵をします。


採卵の手順


1.採卵日の決定


採卵は、卵をいかに良好な状態で数多く回収できるかが重要です。


超音波と毎日のホルモン値測定で、卵の成熟具合をチェックし、採卵日を決定します。


ロング法の場合は平均卵胞径が18mm以上の卵胞が2個以上できた時点、セトロタ

イド法の場合は主席卵胞の平均径が20mmになったらhCGに切り替えます

 

2.IVFコーディネーター


採卵日が決まるとIVFコーディネーターから、スプレキュアやアンタゴニストの終了日

時、hCG注射と抗生物質の皮内テストの日時、採卵前日の坐薬の使い方や禁飲食

について、また、採卵日の来院時間、採卵時の麻酔方法についてなどの説明をしています。


採卵日や胚移植日が具体的になったことで、採卵や採卵後の痛みについてや採卵

後や胚移植後などの生活についての説明と質問等を受けます。

 

3.hCGの注射


hCGとは、ヒト絨毛性ゴナドトロピンのことで脳の下垂体から分泌されるホルモンです。

投与によって、人為的にLHサージを起こし、排卵を促します。

hCGの筋肉注射後、約38時間後に排卵するといわれていますので、「卵が排卵する

直前の成熟した状態であり、かつ、勝手に排卵してしまう前に採卵できる」採卵予定

時間から逆算して注射をします。

 

大抵の場合、注射をした翌々日の朝7~9時に採卵をすることが多いです。

 

PCOS(多嚢胞性卵巣)などでOHSS(卵巣過剰刺激症候群)になる可能性が強いこ

とから、スプレキュアの使用を避け、セトロタイド法を選択した場合は、hCGの代わり

にスプレキュアを0.3mg使用してLHサージをおこすこともあります。

 

4.採卵がキャンセルになる場合


採卵に向けて誘発剤の注射を頑張っていたのに、急に採卵のキャンセルになったと

いうことが、ごくまれにあります。

①卵巣刺激期間中にP(プロゲステロン=黄体ホルモン)の上昇があった時、

②(エストロゲン=卵胞ホルモン)が著明に低下した時、

③また、hCG投与翌日のPの上昇がない時、

④卵巣機能・反応が明らかに悪い時

 

等です。

このような状態で採卵をしてもよい結果は得られないことがわかっていますので、次

によい周期をつかまえられるよう無理やり採卵をするようなことはしません。

 

hMG注射を始めて4日目以降は採卵当日まで毎日採血をしてホルモン値を測定しています。

毎日採血し、その結果を表とグラフにしていくことで、

 

①.ホルモン値から、hMGの種類や量の変更をすぐに行なうことができる


②.卵胞の成熟状態を細かくみて採卵に最良の日を知ることができる


③.採卵をキャンセルすべきかどうかを判断する


④.今回のARTで妊娠しなかった場合、次回誘発時に今回の誘発方法をよく検討し

てよりよい誘発にする


などのメリットがあるからです。


3.採卵前日に自宅で行なうこと


①禁飲食


②21時以降は絶飲食です。


飲食ができるのは採卵後の状態をみてからになります。


病院によっては下剤を入れる場合もあります。

凍結融解胚盤胞移植

凍結融解胚盤胞移植は、「子宮内膜の受精卵(胚)を受け入れる能力が高いタイミン

グを選んで、着床能力の高い胚盤胞を移植する」方法です。

 

現時点では、最も妊娠の可能性が高い方法と言われています。

 

凍結融解胚盤胞移植とは胚盤胞まで進んだ受精卵を凍結し、子宮環境、ホルモン環

境を整えてから移植する方法です。

 

これは、卵胞ホルモンと黄体ホルモンの薬剤を組み合わせ、子宮内膜を良好な厚さ

と形状に整えることが重要です。

 

受精した胚を凍結をし、ホルモンを整え、内膜を整え、いい周期に移植すること、これ

により妊娠率は高くなるとの報告がされています。

 

凍結融解胚盤胞移植のメリットは、

1、良好な受精卵(胚)を選び移植が可能 


2、バランスのよい子宮内膜に移植が可能 


3、凍結、融解によって子宮内膜と胚の同調性が高まり、着床しやすい

ことが挙げられています。

 

子宮環境は、ホルモン(エストロゲン)を投与することで子宮内膜を整えたホルモン補

充周期(HRT)に戻す方法があります。

 

子宮内膜の状態が思わしくない人は、長期間(妊娠10週頃まで)にわたって黄体ホ

ルモンを補充する必要があります。

 

途中で分割をやめてしまう胚の中で、胚盤胞まで進んだ受精卵は、強い生命力を持

っており、高い着床能力を持っています。

 

その胚盤胞を受け止める子宮環境を整えてから、胚盤胞(胚)を移植するということで

す。


妊娠の判定までの間、子宮内膜を厚くして胚(受精卵)が着床しやすい状態に整えた

り、妊娠を継続させるための黄体ホルモンを補うために、卵胞ホルモン剤や黄体ホル

モン剤が処方されます。

 

体外受精で受精した胚(受精卵)の移植後に使う薬

 

・卵胞ホルモン製剤 

‐‐プレマリン(内服薬)
‐‐エストラーダム、フェミエスト(貼り薬)

・黄体ホルモン製剤

‐‐デュファストン、ルトラール(内服薬)
‐‐プロゲステロン(座薬)

 

などがあります。

 

妊娠したかどうかの判定は胚移植から2週間後くらいに行います。


判定日までは、いつもどおりの生活を送ってもよいとされていますが、激しい運動は

避け、規則正しい生活を送り、リラックスした状態で入ることが望ましいです。

 

妊娠判定は尿検査で行われるのが一般的ですが、最近は血液検査を採用する病院

も増えています。

 

・尿検査

尿に排出されるhCGの値で妊娠を判定します。ある程度の妊娠が経過しないとはっ

きりと出ないため妊娠していても陰性になることがあります。

 

・血液検査

尿検査よりも早い段階で判定が可能です。hCGの量も正確に出ますので、流産も可

能性も推測できます。hCGの量が多いと、しっかり着床しているので流産の可能性

は少ないと判断します。

受精卵の凍結保存・解凍胚移植

現在、体外受精や顕微授精の際に子宮に戻す受精卵の数は、多胎妊娠を避けるた

めに、通常1個に制限されています。


1回の採卵で複数個の受精卵が得られた場合は、凍結保存することが可能です。

授精卵を液体窒素中に入れ、摂氏マイナス196度で保存します。

 

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もし、採卵周期に妊娠できない場合は次周期以降に、この受精卵を解かして子宮に    

戻すことができます。

病院にもよりますが、凍結保存の方法には、プログラムフリーザーを使った緩慢凍結

法と急速凍結法・ガラス化法があります。

 

最近はガラス化法が主流です。

 

プラスチックストローに受精卵を1個ずつ封入し、液体窒素のタンク中に保存しておくの方法です。

受精卵を冷凍する段階には2種類あり、早期胚(初期胚)凍結と胚盤胞凍結があります。

通常は胚盤胞まで培養させることが多いです。

 

また、最近は体外受精で一人目を出産し、凍結してあった受精卵を解凍・胚移植して

二人目を出産患者さんもいるようです。

 

爆笑問題の田中夫妻は10年間不妊治療の結果、受精卵が2つあり、病院で冷凍保

存されているそうです。

代理母の環境が整ってきたら、代理母出産にふみきるかもしれないと話しています。

本人は48歳で着床率が低いため、ためらっているとのことでした。

 

確率は少ないとはいえ、受精卵を移植して無事に妊娠、出産した方もいらっしゃいま

す。

受精卵の分割の過程

体外受精や顕微授精で受精した受精卵は培養 液の中で分割を始めます。

個人差がありますが通常、排卵から2日までに4分割、3日 までに8分割の胚になり

4日後には16分割から桑実胚になり、5日以降胚盤胞になります。

 

胚盤胞の様子

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下の画像は子宮内での受精卵の分割過程です。

体外受精や顕微授精の場合、受精卵は胚盤胞になるまで、培養液のなかで行われ

ます。

胚盤胞になった受精卵は子宮に戻し、着床を待ちます。saibou-img2.jpg


いい子宮の状態

妊娠しやすい体と着床しやすい子宮を作るために子宮を温めるのはとても効果的と言われています。

身体が冷えていますと、特に卵巣や子宮の機能が低下します

「冷え」により、生理時に排せつされるべき血液が排泄されず、生理の量が減ってし

まい、排せつされなかった、血液は体内に残りお血となって血行を妨げ、またそれが

生理不順や不妊、子宮筋腫、子宮内膜症、卵管狭窄の原因になるのです。

お血とは古い血のことです。

冷え改善し、血流の流れを改善することによって、ホルモンのバランスも整い、妊娠しやすい身体になるはずです

韓国のよもぎ蒸しがとても効果があるそうです。

温浴施設内のサロンなどでよく見かけますね。

 

体の芯から温まり、体の調子もよくなるのですが手軽に通えないのも事実です。

しかし、手軽に毎日使える「よもぎ温座パッド」というものがあります。

生理用のパットと同じように使い、よもぎ温座パッドの発熱蒸気が膣や肛門から体内に吸収され、体を新から温めてくれる効果ががあります。

よもぎだけでなく冷えに効果的な漢方が処方されているので、むくみをとったり、疲れやだるさが取れたりもしますよ。

なにより、子宮が温まっていると卵にとてもよいのです

 

私が両方使ってた乾燥はよもぎホットシートの方が使い心地がよかったです。

 

ぜひ、お試しください。

   

 

体外受精(IVF)の受精方法

体外受精(IVF)


採取した卵子と精子をシャレーの中で混ぜ合わせて,卵管と同じように温度や酸素窒素濃度を整えたインキュベイーターの中で、4時間ほど培養し受精させます。


つまり、卵子と精子を体外から取り出しながらも、受精しやすい状態に整えながら受

精は自然の力に任せるというものです。

 

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体外受精、顕微授精の採精について

採精はマスターベーションで行います。


医療機関の採精室で採精するか、自宅で採精したものを持参するかのどちらかの方法を選びます。

自宅採精の場合は、医療機関から渡された容器に入れ、指定時間内に持参します。


人肌程度が適温なので温めたり、冷やしたりする必要はありません。


また、数回射精して精液を多くすることも必要ありません。


かえって多すぎると、精子の質を悪くしてしまうこともあります。

 

採精した精子は濃縮洗浄して運動率の良いものを技師が選びます。

精液中に精子がなくても精巣内や精巣上体(副睾丸)にある場合は、その部分から採精します。

この場合も麻酔が使用されるので、強い痛みは感じないと言われますが傷跡が数日にわたって痛むなど、個人差があります。

術法は

①精巣から採取する    「精巣精子採取法(TESE)」
②精巣上体から採取する 「精巣上体精子採取法(MESA)」

の二通りあります。


また、濃縮洗浄方法は3種類あり、いずれの方法で得られた精子の運動性についてはほとんど差はありません。

①パーコール法
密度の違うパーコール液を二層に重ねて、その中に精液を入れ,遠心分離器にかけます。元気のよい精子だけが、容器の底に沈むので底に沈んだ精子を採取します。

 

②アイソレード法
アイソレード液によって、元気な精子とそうでない精子を分離させ、さらに、培養液で洗浄してきれいにアイソレート液を除去し、培養液に運動性のよい精子を入れます。

 

③スイムアップ法
濃縮した精液に培養液を乗せると時間とともに、運動性のよい精子が遊泳してくるので、その精子のみを集める方法です。

 

どの方法かは医療機関によって違います。

 


 


顕微授精の対象

顕微授精(ICSI イクシー)は不妊治療最終段階となる治療ですが、ステップアップをせずに顕微授精になるケースがあります。

 

顕微授精(イクシー)の対象となるケース

 

女性側

・原因不明で治療を長く続けている場合

・卵管がつまっているなどの卵管障害など

・高年齢で早い妊娠が望まれるケース

 

男性側


・抗精子抗体が陽性
・乏精子症や無精子症などの男性不妊
・重度の男性不妊の場合

 

 

最近では、患者側の方から顕微授精を望むケースがあるようです。

しかし、顕微授精はすべてコントロールは必要な治療ですから、どのような流れで行われ、どんな薬を使うのか、どんな症状がでるのかなど、基礎知識は必要です。

卵子の老化

卵子はその人が生まれた時から持っている数があります。

これを「原始卵胞」といいます。

現在排卵している卵子は初潮時の卵と同級生なのです。

ですから年齢が高くなるほど、卵子の細胞質の老化が進むことによって受精しにくくなったり、妊娠しにくくなったりするという考え方があります。

年齢とともに卵子の質が落ち、卵子自体に力がなく、受精しても分割する段階で

力つきて胚盤胞まで進まなかったり、胚盤胞まで進んでも、子宮に戻した段階で着

床しにくいとの報告があがっています。

 

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卵子の若返り

妊娠が難しい40代女性の卵子を,核を除いた20代女性の卵子で若返らせ,受精させる実験に,産婦人科医院「加藤レディスクリニック」(東京都新宿区,加藤修院長)が成功しています。

卵子若返りは高齢不妊の治療法になる可能性があり,第三者からの卵子提供
が国内でも認められる方向にあることから,複数の医療機関が同様の研究を進めている。

しかし,安全面や倫理面の課題も多い。
 

同クリニックによると,40代女性の卵子の核を,核を除いた20代女性の卵子14個に移植した。うち6個が成熟し,5個で体外受精に成功した。

 

1個は胚盤胞(はいばんぽう)の段階まで成長した。

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この胚盤胞は凍結保存されいて、安全面の問題などが解決すれば子宮に戻すことも検討するという。


研究には20代,40代の計40人の女性が同意し協力した。


高齢女性の卵子は受精しても着床が難しく,妊娠率が極端に低い。

これは年齢による卵子の細胞質の劣化が一因とみられている。これまで高齢不妊の女性は,外国などで卵子の提供を受けて妊娠・出産するしかなかった。若い細胞質を使って卵子を若返らせれば,自分で妊娠し,自分と同じ遺伝情報をもつ子どもを産める可能性が出てくる。


卵子若返りには,若い第三者からの卵子提供が必要になる。日本産科婦人科学会は会告で第三者の卵子を治療に使うことを禁止しているが,厚生労働省が来年の法制化を目指す生殖補助医療のルール作りでは,条件付きで認められる見込みだ。

 

ただ,当面は提供を受けられるのは卵子のない人に限られる方向で,今回のようなケースの扱いは今後,検討されることになりそうだ。

 

このため,将来の応用を視野に,動物実験も含めて研究が進められている。

加藤レディスクリニックも牛を使った若返り実験を行い,19日深夜,オス1頭が岩手県の農場で生まれた。 しかし,人への応用には安全面,倫理面で課題も多い。核を抜いた若い卵子に残る細胞質内のミトコンドリアDNAにも卵子提供者の遺伝情報が残るため,生まれた子どもは不妊夫婦と卵子提供者3人の遺伝情報をもつことになる。

倫理的な問題のほか,子どもが無事成育するかわからない。また,細胞質に由来する病気もある。


さらに,核を入れ替える技術はクローン技術の一部でもある。

クローン動物の研究をている今井裕・京都大農学部教授は「クローン動物でも様々な異常が起き,原因は解明されていない。動物実験で出産に成功しても,人間への応用には,相当慎重な検討が必要だろう」と
話している。

《朝日新聞2002年2月20日より引用》

卵子の質をよくする栄養素

卵子は年齢とともに老化していきます。これは仕方のないことです。ですが、生活習慣を見直し、抗酸化力をアップすることにより、卵子の質をあげることができるそうです。

ストレッチなどで柔軟性を高め血流をよくすることは大切な要素です。

運動することで、卵子の質を左右するとされる、"ミトコンドリア"の量が増えることも分かっています。また、、野菜や果物に含まれるビタミンやミネラル、植物性生理活性成分は、抗酸化作用を高めます。

バランスよく食べることは絶対条件です。

睡眠不足はよくありません。胞液中の睡眠ホルモン「メラトニン」の量が、正常な値からはずれると、発育する卵胞の数や質が低下することが確かめられています。あくまで、バランスのよい食生活を心がけていても十分に栄養が取れないこともあります。そんなときはプリメントを使うことも意味があります。

卵子の発育、成熟に絶対不可欠な栄養素は、ビタミンとミネラルです。また、より抗酸化作用を高めるために、さらに、年齢とともに減少するとされている、ミトコンドリア内で働く栄養成分を補充するために、コエンザイムQ10、L-カルニチン、アルファリポ酸を補充します。

 

抗酸化作用を高めると評判のルイボスティもとても評判がいいですね。

 

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体外受精か顕微授精か?

体外受精(IVF)と顕微受精(ICSI)のどちらかの方法を選ぶかはそれぞれの状態によって決まります。

明らかな受精障害や人工受精では受精が難しい場合は、体外受精(IVF)になります。


場合によっては先に体外受精(IVF)を行い、受精しなかった場合に顕微受精(ICSI)になることもあります。

最近は排卵誘発剤で数個の卵を採卵し、体外受精をしたがうまく受精をしなかった場合、顕微授精(ICSI)になる方法を採用している医師も多いです。

日本産婦人科学会
「体外受精・胚移植」に関する見解に対する考え方(解説)


大抵の場合、タイミング療法を行い、体外受精、それでも受精しない場合は顕微授精となります。


これをステップアップ療法といいます。

いきなり、患者の希望で体外受精や顕微授精はしない病院がほとんどです。


年齢的なものもあるので一概には言えませんが、経過をみるためとデータなどで医師が判断します。

体外受精や顕微授精の場合、排卵誘発剤を使います。

これを総称して排卵誘発剤治療といいます。

 

不妊治療の成功の平均は個人差もありますが

 

排卵誘発剤治療は初診後約3カ月~6カ月で妊娠

人工授精では2.4回の治療で妊娠
体外受精では1.7回の採卵で妊娠

年齢が高くなればなるほど妊娠率は低くなります。

 

また、いい病院(信頼できる医師)に出会えるまでいくつもの病院を変える患者さんも多くいます


それほど深刻であるといえます。


いい病院、信頼できる医師、成功率の高い病院の情報は切実な願いです。


最近は体外受精の研究が進み、ART(生殖補助技術)が向上し、波乱誘発剤などを使い、「なるべく多くの卵を採って、妊娠率を上げる」という考えと多量の排卵誘発剤、点鼻薬などを用いず、内服薬のクロミッドを用いる自然周期採卵によって
卵巣に負担をかけることなく、良質の卵子が採れOHSS(卵巣過剰刺激症候群)などの危険から回避するARTを採用している医療機関もあります。

 

つまり、自然妊娠では、毎回の周期で排卵されてくる卵は1個か多くても2個ですので人間のもつ力を必要最小限の医療で手助けをするという考え方です。

どちらの方法を選択するのか、それによって医療機関を選択できたらよいと思います。

体外受精、顕微授精は保険適応ではありません。


体外受精、顕微授精の治療費の問題もあります、

一回の治療で最低でも35万~40万の費用が必要なのです。

国からの援助はありますが、収入によって助成金を受けれないこともあるので、自治体のホームページから確認することをお勧めします。

 

医療機関の窓口でも教えてはくれますが、まず、どういった助成金があるのかを知ってから、窓口で尋ねた方がよいと思います。


40代の妊娠・出産事情最新データ

日本の女性の6割は「30代も40代も妊娠能力は同じ」と考え、7割の人が「生理があれば妊娠は可能」と考えているようです

実際は、40代の自然妊娠率は大体月に3%前後と言われています。

この数字が多いのか少ないのかは意見が分かれるところです。


ちょっと古い資料なのですが、下記の数字が参考になると思います。

■「自然妊娠する確率」
(※出典:2004年6月フランス保健医療研究局)
30歳 約75%
35歳 約66%
40歳 約64%


■「妊娠を望む女性が4年以内に自然妊娠する確率」
30歳 約91%
35歳 約84% 
40歳 約64%

■1年間妊娠出来なかったカップルの次の2年目の妊娠率
(出典: 2004年8月アメリカ国立環境健康科学研究所)


1年間避妊しなかったにもかかわらず妊娠出来なかった782組のカップルの追跡調査によりますと、
最初の12周期で妊娠出来なかったカップルの内、
その次の12周期でも妊娠出来なかったカップルの割合

19〜26歳 3%
27〜34歳 5%
35〜39歳 9%


妊娠は全て自然妊娠によるもので、不妊治療は一切受けていません

 

そして、40代で出産する人は2010年には34000人を超え、総出産数の3%強にもなるのです。


顕微授精の費用

おおよそ、顕微授精の費用は1回につき(1周期)

 

約30万円~50万円が相場です。

顕微授精は文字通り、顕微鏡を使い技術者が卵子に精子を授精させます

特殊技術なので、顕微授精を行っている医療機関では「顕微授精代」としての費用を
提示します。

 

1個〜5個が30000〜50000円
6個〜10個50000〜70000円
11個以上75000以上

が一般的な顕微授精代です。

 

AHA料
バイオAHA料
レーザーAHA料

がありますが、現在ほとんどが胚盤胞培養をしていますので

胚盤胞培養代40000円〜50000円が加算されます。

そして、無事に授精卵が分割し、子宮に戻せる状態になった場合、胚移植が行われ

ますので、この費用が約50000円〜60000円前後が一般的です。


顕微授精にも採卵のみでキャンセルになった場合や分割しない異常授精なら減額システムが適用されます。
これは医療機関によってちがいますので、説明がされない場合は確認したほうがいいでしょう。

 

採卵するまでに投薬や注射の費用もかかりますから、30万~50万位はかかります。

採卵の方法

卵巣から排出された卵子は卵胞の卵胞液の中にあります。

 

採卵は画像で確認しながら卵胞に針を刺して、数mlの卵胞液を吸引します.

その中に卵子が含まれています。

吸引された卵子はシャーレに移して顕微鏡で確認後、培養液の中に移します。

全身麻酔をすることはありませんが(施設によってちがいがあります)、局所麻酔をす

る場合があります。

 

患者さんの希望によって、局所にキシロカインゼリーやスプレーを塗ったり、座薬など

を使うことが多いようです。

 

実際の方法

下の画像はイメージですが、大抵こんな感じです。(イメージでは酸素を送っています。)

 

採卵するのは医師です。

 

患者は手術台に寝て、間違いがないように名前の確認が行われます。

 

医師は腟から採卵針を超音波画像モニターを確認しながら卵胞のある場所を確認

し、子宮に針をさして卵胞液ごと採取します。

 

患者はモニターでその様子を確認することができます。卵が確認でき、針のなかにピュと吸い込まれる様子もみることができます。

 

卵胞は数個ある場合はすべて採取されます。

sairan.jpg

 

所要時間は短いです。

 

手術室に入り、採卵が終わるまでは長くても20分程度です。

採卵に使われる針はごく細いものですが、針をさすのですから、出血はします。

採卵後は、ベットで1時間ほど安静にし、出血の有無・血圧や心拍・その他に痛みや

異変について問題なければ帰宅となります。

 

抗生物質が処方されますので、指示通り服用します。


体外受精、顕微授精は保険適応ではありません。

 

体外受精、顕微授精の費用は日本産婦人科学会の試算では1回の治療で最低でも35万~40万はかかるだろうとしています。


人工授精だけだと、平均すると15000~20000円ほどで、3回以上の実施だとプライスダウンがあるようです。


体外受精は誘発剤を服用後、ホルモン機能管理の薬を服用し卵を管理しつつ、採卵後、精子と受精させてから培養液で管理をし、受精卵の分割を確認し、無事に分割できたら子宮に戻します。

 

顕微授精の場合は、顕微授精代がかかり、胚盤胞培養をしますのでその費用もかかります。

 

ここに薬剤代、検査代は別になります。

 

体外受精の場合、受精せずにキャンセルになった場合は減額されるのが一般的です。

 

顕微授精の場合も胚盤胞にならずにキャンセルになった場合も同様に減額されるようです。

 

つまり、受精したように見えても、正常に分割されない場合は異常受精なので「キャンセル」となるということです。

 

なにが原因で異常受精になるのかは不明です。

1回の体外受精や顕微授精で成功するのがいかに難しいことなのかがわかります。

顕微授精(ICSI)の手順


顕微授精とは、卵子の保護膜である透明帯を、みずからの力で破って侵入できない精子をサポートする技術です。

専門の技師が1個の卵子に1個の精子を注入して受精させます。

まずは精子の尾部をピペット(スポイトのようなもの) の先で押さえつけ、動きを止める「不動化」を行います

これは精子が活性化して授精をできるようになるためです。


顕微鏡下で採卵した卵子に、インジェクションピペットと呼ばれる専用の注入器で、精子を卵の細胞質内へと送り込みます

受精卵ができた後の治療は体外受精と同じで授精後2~3日で子宮内胚移植を行います。

 

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体外受精,顕微授精で生まれた人数


「50人に1人が体外受精、顕微授精で誕生」

日本産科婦人科学会のレポートによると2008年度の体外受精、顕微授精による赤ちゃんの誕生が2万1,704人。

2008年に生まれた赤ちゃんは109万1,156人ですから、50人に1人は体外受精、顕微授精による妊娠、出産となります。

年々、体外受精、顕微授精による赤ちゃんの誕生は増えています。

2007年は56人に1人という数字でした。

日本産婦人科学会の2006年の報告では、2005年までに体外受精で生まれた日本国内での出生数は、累計で117,589人で「65人に1人」です。

2010年7月までで、体外受精、顕微授精の実施登録施設として届け出ているのは606施設あります

2006年の体外受精の実施登録施設として届け出ているのは590施設ですから

4年で16施設増加しています。

少々古い記事ではありますが


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平成17年9月14日 読売新聞によると

世界初の体外受精児は1978年に英国で誕生し、国内では83年に東北大が成功した。以来、体外受精は年々増え続け、同学会が調査を始めた86年以来の累積出生数は計11万7589人となった。調査を担当した久保春海・東邦大教授(産婦人科)は、「治療1回あたりの妊娠率はそれほど向上しておらず、不妊患者の数が増えた結果だろう。 安全に妊娠・出産できる年齢限界は35歳以下ということを認識してほしい」と述べ、体外受精件数を引き上げている高齢出産の増加に警鐘を鳴らしている。
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しかしながら、不妊の原因は特定しておらず、子供が欲しい夫婦にとって、体外受精顕微授精は不妊治療に大きな広がりと成果をもたらしていることは事実です。

不妊治療は大幅にその成功率もあげているとも言われています



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